2025.5.10
杉・桧の苗木を植付けるにあたって、山を掃除することを地明けという。
前年の冬から植付け予定地の雑草を刈って、灌木などの不要な物と共に取り除いておく。
ただし、その雑草やゴミを焼き払うことは、植付ける苗木の生育を阻害するため十分に注意しなければならない。どうしても焼いてしまわなければならない場合は、ゴミを何か所かにしっかりと積み重ね、山火事に十分注意して雨が降って風がない時に行うこと。
また、なるべく早い時期に作業を行い、焼いた後を数回の雨雪にさらす必要がある。
大径木の雑木山を切り開くのであれば、切株からの発芽がなく伐倒した雑木が腐りやすい梅雨時期に行うのが良い。
地方によっては雑木の大木は根を切らずに枝と梢を切り払い、幹はそのままに根の皮を剥いで枯らしたりもする。
雑木にフジツタが多くからんでいるときは、前年の梅雨に根を切っておけば、それが腐って伐倒が容易になり大変手間が省ける。
雑木山での雑草やゴミの取り除き方や焼き払い方は前述と同様に行うこと。
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