2025.5.5
杉・桧の植付けには、まず地形と土壌調査が重要となる。
杉・桧とも陰地(西北向き)が適しているが、山のすべてが陰地ばかりではなく、もちろん陽地(東南向き)もある。
杉は陽地に適しないが、桧は陽地で生育しないわけでもないので、杉を陰地に、桧を陽地に植え付ければよいのである。
土壌には壌土、植土、墳土、塗土、壚土、砂土などさまざまな土質があるが、杉・桧ともに黒土で小石混じりの土地で、水気を吸収しやすく、また水捌けの良い土壌が最適である。ただ、桧は小石混じりの赤土で乾燥した土地でも差支えはない。
まずもって山のすべてが同じ土壌というのは稀で、中腹以上は自然雨水によって表土は流れて肥土が減り、その上乾燥しやすいから桧を植え付ける。
中腹以下の土地は、その自然な流れによって肥沃で湿気を含むから、杉を植え付けるのが適している。
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