2025.8.24

■吉野林業全書から学ぶ 
40_杉・桧立木伐採の印付けの方法

杉・桧の間伐及び皆伐の印付けは、痕(かた)付けまたは、痕(かた)取りとも言う。

初回間伐において小木や幹周90㎝以下のものは、その間伐する木を選んで鉈(ナタ)で印を付けて手板(痕板とも言う)に記録する。

また、幹周90㎝以上のものは廻し綱で計測を行い、鉈で印を付けて手帳に記録する。しかし、幹周90㎝以上のものでも都合によっては選木する人の考えで目測で済ます場合もある。

ただし、よくよく注意しなければならないのは、間伐の良し悪しが樹木の品質や発育に大きく影響するということである。

間伐は樹木が繁茂密生している場所において、優勢木を残し劣勢木を伐採するのが常識であるが、優勢木のみが密生する場所では、たとえ優勢木であっても、その密度の度合いを見て成木の均一を保つために間伐すべきである。

間伐は造林事業で最も重要な作業である。

吉野杉

 
参照:吉野林業全書
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選木はかなりの斜面地を練り歩き、ほぼ上を見ながら相当大変な作業です。

「ちょっとここは混んでいるな」「ちょっとこれは曲がってしまっているな」と感覚的な目利きで効率良く行われていきますが、受け継がれてきたすごい技術なんだと思います。

吉野材の特徴でもある美しい目合いは、1㎜間隔で連続するような夏目、冬目の年輪が作り出すもので、間伐の良し悪しが大きく影響します。

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