2024.10.21

■吉野林業全書から学ぶ 
17_杉・桧の種子の乾燥方法

母樹から切り取った枝葉を運搬や乾燥をしやすくするために、種房から60㎝くらいに切り揃え、鱗求(イガ)だけ残して葉を取り去る。そして、種房のある穂先と切り口を交互にして束ねて、天秤で担ぐか背負って家に持ち帰る。
吉野杉
持ち帰ったものを杉と桧に分類して、雨露を避けて日当たりの良い場所にむしろ(藁やイグサなどの草で編んだ簡素な敷物)を敷いて適当に積み重ねる。積み重ねた両側には二本ずつ杭を立てて、積んだ山が崩れないようにする。
吉野杉
20~25日後、鱗求(イガ)の口が開いて種子の落ちかけた時が採取の良い時期である。

 
参照:吉野林業全書
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川上村の現在の人口は728世帯 1207人(2024年9月30日現在)です。

最も多かったのは明治40年頃から昭和40年頃までで、約8000人の人が暮らしていました。(ピークは昭和10年の8444人)

ちょっとした運搬作業であっても、子供たちが並んで手伝っていた姿がありました。機械化や自動化が進んだとはいえ、相当な手間暇の掛かる吉野林業を持続させるには、本当に人が足りていません。

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