2024.9.1

■吉野林業全書から学ぶ 
11_大台ヶ原山と吉野川沿岸②

大台ヶ原を発見したのは松浦武四郎であるが、明治二十二年に顕彰碑が建てられたほどで、ここを万国博覧会で紹介すべきだという意見も過言ではない。

最近では(当時)、古川嵩が大台ケ原山の雄大さを世に広めようと長年に渡って奔走し、賛同者からの巨額の寄付金によって荘厳な「大台教本殿」が造営された。その後、本殿周辺にいくつかの建築がなされて、数千人が登山できるようになったのである。

吉野川は大台ケ原が水源で、川上村を貫流し、いくつもの支流と合流しながら、和歌山県で紀の川となり和歌山港に入る。

吉野杉

 
参照:吉野林業全書
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江戸時代末期から明治時代初期にかけて探検家として活躍した松浦武四郎について、吉野林業全書原文には「彼は(大台ヶ原を発見してから)後年の発展を見ることなくこの世を去られた」と書かれているのですが、北海道の探検に情熱を注ぎ、「北海道」の名付け親とも称される人物です。

ゴールデンカムイでこの時代の北海道が注目されましたが、そうでなくとも十分なご活躍だったと思われます。

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