2024.7.27
■吉野林業全書から学ぶ
9_杉・桧の良否②
200年生以上の杉で枝葉が青々と茂っているものは、空洞で木の中心に腐りがある。
高樹齢の杉でその枝葉が自然に黄色くなり、枝先の枯れ葉が落ちるものはまさに老木であるが、良材であり色も美しい。
200年生以上の桧で枝葉が青々と茂っているものは良材である。
高樹齢の桧で枝葉が少なくなり枯れそうなものは、その芯が腐っていて、必ず空洞があるものと知っておかねばならない。
参照:吉野林業全書
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200年を超える高樹齢木の伐採にそうそう立ち会えることもありませんので、解説の内容を実感できるわけではないのですが、何百年という人工造林の歴史を経ているからこその判別方法であると感じました。