川上村の学校新築計画。
その建設物語をご紹介していきます。
2020.8.26
奈良県川上村では「川上村保育園並びに義務教育学校施設整備事業」として、令和6年4月開校を目指した木造3階建新校舎新築計画が進められており、その材料全てを川上村産材で用意するため、高原村有林の間伐伐採が始まっています。
その様子を子供たちにも見てもらおうと、栗山川上村長や川上村議会議員の皆様も参加される中、川上小学校・中学校の子供たちが招待され、「村有林伐採見学会」が開催されました。
この高原村有林は、土倉庄三郎が村長在任中に植林を進めた人工林であり、育った吉野杉・吉野桧が伐採されるというだけでも感動ものなのですが、それが川上村の新校舎建築に使われるなんて大興奮です。
当時、子供たちの教育にも熱心だった土倉翁が時代を超えて、現代の子供たちに新しい学び舎の材料をプレゼントするというロマン溢れるお話でもあります。
栗山村長が開催の挨拶の中で、「本日、この伐採を見学される皆さんこそが、歴史の証人だ」とも仰っていましたが、まさにその通りで、いつもの伐採と違い感慨深く見入ってしまいました。
子供たちは、大はしゃぎで喜んでくれていました!この素晴らしい川上村産吉野杉・吉野桧に包まれた新しい学び舎で、伸びやかに学ぶ姿も早く見てみたいと思いました。
関連ページは
こちら